梅田講演会
「アメリカのクリスマス ~理想と現実~」

2017年12月15日(金)

会場:関西学院大学大阪梅田キャンパス
講師:ルース・M・グルーベル(関西学院前院長・関西学院大学社会学部教授)

 大阪市内もクリスマスの雰囲気が広がるなか、会場は関学同窓生を含め満席となりました。
 今回は、ルース・M・グルーベル前院長に「アメリカのクリスマス ~理想と現実~」と題してご講演いただきました。


 クリスマスの時期を迎えると、街中に溢れるクリスマスツリーや、家族や友人達が囲むご馳走の食卓、豪華に包装されたプレゼントなど、その季節にしか味わうことができない音楽や飾り付けに招かれて理想のお祝いを心に抱くのではないでしょうか。
 アメリカでは1870年からクリスマスは国家の休日になり、宗教的にも祝うようになりました。当初は教会内での飾り付けや特別礼拝を行っていましたが、現在では宗教を問わず、クリスマスの季節を豪華に過ごす理想が広がっています。
  ・特別なご馳走
  ・家族や友人との楽しいパーティー
  ・雪景色に鮮やかな色を反射するイルミネーション
  ・豪華なプレゼント
  ・クリスマス音楽 など
 また、この季節にはメディアもクリスマス映画やアニメを放映し、より一層クリスマスの雰囲気を高めています。

 しかし、アメリカではこのようなクリスマスの理想に問題もあるようです。
  ・人混みの中、喜んでもらえるような
   プレゼントを買い求めるショッピングストレス
  ・高額なプレゼント
  (アメリカでは1年かけてクリスマス貯金をすることもあるようです)
  ・クリスマスツリーなどの飾り付けの作業がうまくいかない
  ・あまり親しくない知人とのクリスマスパーティー
  ・家族や友人と祝えない人の特別な孤独感
 など、せっかくのクリスマスにストレスが溜まったり落ち込んだりすることが問題となっています。

 そこでアメリカでは、クリスマスをもっと意味深く、健康に過ごすために対策が進められており、例えば、ホームレスの方たちを招いて食事を準備するボランティア活動に参加したり、老人ホームを訪れてキャロリングなどを歌ったり、地域や文化の特徴を表す行事に参加する活動が行われています。
 また、家族とともに手作りの料理やお菓子作りを行ったり、手作りのプレゼントを準備することなどを通じて、家族と共に食事を楽しんでアドベントやクリスマスの意味を伝える機会にすることが大切です。

 最後にルース・M・グルーベル先生は、「あまりにも忙しく、ストレスが溜まるクリスマスではなく、感謝・愛・希望が主役のこの季節が全世界に訪れる事を願っています」とお話されました。


◆次回の梅田講演会は、以下の日時で開催します。
日 時:2018年1月15日(月)14:00~15:30
会 場:関西学院大学大阪梅田キャンパス 1405教室
講 師:永田 雄次郎 関西学院大学文学部教授
テーマ:相撲と聖書 ~宇良関の活躍に浮かびあがる聖句~
定 員:80名(先着順)
申込方法:大阪梅田キャンパスHPよりお申込ください。
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/
お問合せ先:関西学院大学大阪梅田キャンパス事務室
電話(06)6485-5611

「アメリカのクリスマス ~理想と現実~」




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